IE7のレンダリングエンジンに対応したタブブラウザ「Grani 2.5」

　フェンリルは22日、初心者向けタブブラウザの最新版「Grani 2.5」を公開した。対応OSはWindows XP/2000。同社のGrani公式サイトから無償ダウンロードできる。

　Graniは、フェンリルのタブブラウザ「Sleipnir」から必要最小限の機能に絞り込んだエントリー版という位置付けのブラウザ。Grani 2.5では、先にInternet Explorer 7（IE7）に対応したSleipnir 2.49相当のコードにアップデートした。

　具体的には、IE7が採用しているレンダリングエンジン「TridentV」に正式対応した。IE7をインストールする場合は、 Grani 2.5へのアップデートを推奨している。アップデート機能も強化し、ヘルプメニューから最新アップデート情報が確認できるようになった。

　また、アプリケーションが落ちたときに状態を復元して再起動する機能を追加したほか、スキンの切り替えが動的に行なえるようになり、再起動が不要になった。さらに、お気に入りの切り替えや、ポップアップブロック時の情報バーなどを追加した。

　フェンリルでは、SNS「mixi」のマイミクシィの管理に特化したSleipnir用プラグイン「MixChain」を公開している。今回、 Grani 2.5の公開に併せ、MixChainをバンドルした「Grani with MixChain」を、mixi内のMixChainコミュニティで公開した。

（野津誠）2006/11/22 19:30