閲覧、ダウンロード、アップロードの順、「YouTube」など動画共有サイト利用

http://japan.internet.com/research/20060516/print1.html
著者: japan.internet.com 編集部
▼2006年5月16日 13:50付の記事 □国内internet.com発の記事

動画共有サイトが注目されている。誰でも自由に動画をアップロードすることができ、もちろん閲覧も無料。また、PSPiPod などの携帯機器でも閲覧できるようにハードディスクにダウンロードすることも可能だ。なかでも「YouTube」は、日本からの訪問者が212万人に達しているというデータもある。
4月に「Yahoo! 動画」や「Gyao」など動画配信サービスについての調査を行ったばかりだが、今回は「YouTube」や「Google Video」に代表される動画共有サイトについて聞いてみた。
インターネットコム株式会社と goo リサーチが行った調査によると、動画共有サイトの利用方法は「動画を閲覧する」というものが圧倒的に多く、続いて「ハードディスクにダウンロードする」、「アップロードする」という順だった。
調査対象は、全国20代〜50代のインターネットユーザー1,011人。男女比は男性42.53%、女性57.47%、年齢別は20代24.23%、30代43.92%、40代22.95%、 50代8.90%。
全体1,011人に、「動画共有サイト」を利用したことがあるか尋ねたところ、「利用したことがある」と回答した人は17.01%(172人)、「利用したことが」ないのは82.99%(839人)だった。比較的新しいサービスであること、米国のサービスがメインであることを考慮すると、利用者は多いと言えるだろう。
「利用したことがある」と回答した172人に利用している動画共有サイトを聞いた(複数回答)。最も多かったのは「Google Video」で87人(50.58%)、日本での人気の高さが報じられた「YouTube」は79人(45.93)と惜しくも2位。「MySpace Video」と「ifilm」はともに5人だった。
また動画共有サイトの利用法についても聞いたところ、やはり「動画を閲覧する」というものが圧倒的に多く、154人(89.53%)。他には「動画をハードディスクにダウンロードする」が39人(22.67%)、YouTube では特殊なツールが必要となるが、Google Video では簡単にダウンロードが可能だ。ちなみに「動画をアップロードする」というユーザーは19人(11%)にとどまる。
動画共有サイトを利用したことがない839人に今後の利用意向を尋ねると、「とても利用したい」「すこし利用したい」を合わせて43.74%。一方、「あまり利用したくない」は16.33%、「まったく利用したくない」は8.46%となった。そして、「わからない」という回答も31.47と約3割を占めている。
日本で生まれた動画共有サイトとしては、株式会社フリップ・クリップの「FlipClip」などがあり、フジテレビも同様のサービス「ワッチミー!TV」を7月中旬からβ運用する予定だ。今後、多くのユーザーを獲得するのはどのサービスになるだろうか。
(調査協力:goo リサーチ)