ウィジェットやBitTorrentに対応した「Opera」v9.0の日本語対応版が正式公開 タブのサムネイル表示やドメインごとのセキュリティ設定といった新機能を搭載

http://www.forest.impress.co.jp/article/2006/06/20/opera9official.html
 ノルウェーOpera Software ASAは20日(現地時間、以下同)、同社製タブ切り換え型Webブラウザー「Opera」のメジャーバージョンアップ版となるv9.0を正式公開した。 Windows 95/98/Me/NT/2000/XPに対応するフリーソフトで、英語版のほか、日本語を含む30言語に対応した“International”版が公開されている。現在、同社のホームページや窓の杜からダウンロード可能。
 v8シリーズの最終版であるv8.54からの主な変更点は、JavaスクリプトXMLで製作された“ウィジェット”と呼ばれるデスクトップアクセサリーを、本ソフトの起動中に実行する機能が追加されたこと。[ウィジェット]メニューから[追加]を選ぶと同社サイト上にあるウィジェットのダウンロードページが表示され、時計やフォトビューワー、電卓といったウィジェットをダウンロードして利用できる。
 また、P2Pファイル交換システム“BitTorrent”で配布されているファイルのダウンロード機能が追加された。Webページ上からリンクされた“torrent”形式の転送情報ファイルをクリックするだけで、通常のファイルと同様にダウンロードが可能。
 そのほか、タブのマウスオーバーでタブの表示内容をツールチップ上に縮小表示する機能や、任意Webページの検索欄を検索バーに追加する機能、ドメインごとにJavaスクリプトCookieサウンドなどのON/OFFといった個別設定を行う機能、履歴を日付とドメインでグループ化して表示する機能などが追加された。
 また、アドレスバーに“opera:config”と入力することで“設定ファイルエディタ”をタブで表示し、通常の設定画面には表示されない高度な設定にアクセスできるようになった。
 なお、5月23日に公開されたBeta 2からは、Webページを画像も併せて保存する際に、“ページ名_files”というサブフォルダを作成して画像を保存するといった細かい使い勝手の改良や、いくつかの仕様変更・不具合修正が施されている。

著作権者】Opera Software ASA
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】9.0 Build 8501(06/06/20)

□ウェブブラウザ Opera http://jp.opera.com/
□ウェブブラウザ Opera ダウンロード http://jp.opera.com/download/
窓の杜 - 【NEWS】「Opera」v9 Beta 2が公開、ウィジェットの管理画面をタブ表示する仕様に
http://www.forest.impress.co.jp/article/2006/05/24/opera9beta2.html
窓の杜 - 【NEWS】ウィジェットや“BitTorrent”に対応した「Opera」v9のBeta 1 英語版が公開
http://www.forest.impress.co.jp/article/2006/04/21/opera9beta1.html
窓の杜 - Opera http://www.forest.impress.co.jp/lib/inet/browser/webbrowser/opera.html
(中村 友次郎)